【A4紙2枚はダメ?】補足情報を入れた伝わる職務経歴書の書き方

・職務経歴書はどれくらいのボリュームがいいの?

こんなお悩みにお答えします。

結論としては、A4〇枚がベストという基準はなく的確にキャリアを伝えられるボリュームが好ましいです。

この記事では、書類通過率をアップさせるための視点や書いた方がよい補足情報について解説します。

これを見れば自分のキャリアに適した職務経歴書のボリュームが分かります。書類通過率を上げたい方はぜひご覧ください!

この記事を書いている人↓

Aki

外資メーカ勤務の31歳(男)|理系院卒|転職3回、投資歴6年、ボルダリング歴10年|
詳しくはプロフィールをご覧ください。

フォローする

A4用紙2枚分が良いとされる理由

職務経歴書の量について触れているネットの情報を見ると、よくA4用紙2枚がベストと書かれています。

A4用紙1枚では1つ1つの内容が薄くなりすぎてしまい、A4用紙3枚以上では逆に採用担当側の負担が大きすぎるためA4用紙2枚くらいがちょうど良いとされているようです。

しかし、これは本質的な話ではないのでうのみにしない方がよいです。なぜなら以下の2つの大切視点が抜けているからです。

職務経歴書を作成する上で大切な視点
  • 職務経歴書は配属予定部門の責任者に向けて書くもの
  • 人によってキャリアが違うように人によって適した量が違う

配属予定部門の責任者を意識すべき理由

転職エージェントに登録した職務経歴書はまず企業の採用担当(人事)に渡ります。そこでまずはおおかたふるいにかけられ、その後配属予定部門の責任者へと渡ります。

転職活動では多くの場合、この配属予定部門の責任者が合否の決定権の握っている場合が多いです。最終面接に面接官として出てくるのもこの部門責任者です。

つまり配属予定部門の責任者にささる内容でないと書類が通過しない=内定を得られない仕組みになっています。

部門の責任者に自身のキャリア正しく判断してもらうためには。職務経歴を正確に伝える必要があります。

職務経歴を正確に伝えるというのが目的なので、A4〇枚といった量にこだわるのはナンセンスで、伝えるべき内容が多いならそれだけボリュームは増えていくことになります。

補足情報を書いた方がよい人

以下に当てはまる人は追加で補足情報を書くことをオススメします。なぜなら補足情報を書くことで企業に志望度の高さをアピールしたり、または採用側に安心材料を与えられるからです。

補足情報を書いた方が良い人
  • キャリアが多様な人
  • 他業界の求人に応募する人
  • 未経験の職種に応募する人
  • 転職回数が多い人
  • 特別な事情がある人

採用側が懸念することと併せてそれぞれ解説していきます。

キャリアが多様な人

採用側の懸念
採用側の懸念

この人はどこに強みがあるのかいまいち分からない・・・

専門外の人が自身の職務経歴を見てぱっと強みを理解するのは難しいです。

転職を重ねたり部署異動の経験が豊富などでキャリアが多様な人は「特にアピールしたい経験」という項目を設けて、エピソードを交えて強みをアピールするのがオススメです。

自己PRの補足として、強みを発揮した経験を書くと一貫性があり自己PRの説得力も増すのでよいです。

他業界の求人に応募する人

採用側の懸念
採用側の懸念

どうしてこれまでと異なる業界に応募してきたのだろう・・・?

新たな業界にチャレンジするのは良いことですが、採用側はなぜこの業界を志望しているのか気になっています。

他業界から求人に応募する人は「志望動機」という項目を設けて、業界や企業への志望動機を記載するとより企業に本気度が伝わります。

いずれ面接で志望動機を聞かれることになりますが、書類の段階で志望動機を書いておくと志望度の高さをアピールできます。

未経験の職種に応募する人

採用側の懸念
採用側の懸念

新しい職種にマッチする人材だろうか・・・?

これまでと異なる職種でやっていけるか?職種への適正はあるか?採用側は気になっています。

未経験の職種に応募する人は「〇〇職への興味関心」という項目を設けて、職種への理解やどういう部分でキャリアを活かせるかをアピールすると採用側も安心します。

いずれ面接で職種への適正があるかを判断されますが、書類の段階で興味関心を書いておくと志望度の高さもアピールできます。

転職回数が多い人

採用側の懸念
採用側の懸念

うちの会社でもすぐに辞めないだろうか・・・?

企業は長期的に会社に貢献してくれる人材を求めているので定着率を気にしています。

転職回数が多い人は、「今後について」という項目を設けて、これまでの転職理由を簡単に書いておくのがよいです。

転職回数が多いだけでマイナス評価になりがちなので納得感のある転職理由を書き、今後どうなっていきたいのかを書くと企業も安心できます。

特別な事情がある人

「大きな病気が原因で直近の在籍期間が極端に短くなってしまった・・・」

など特別な事情がある人は、それ専用の項目を設けて簡単に書いておくとよいです。

ただし書く内容は企業へプラスの印象を与える、もしくはマイナスの印象を和らげる内容に限ります。ここであえてネガティブなことを書く必要はありません。

まとめ

ここまで書類通過率をアップさせるための視点や書いた方がよい補足情報について解説しました。

ちなみに私はここで紹介した補足情報を全て盛り込んだ職務経歴書を作成したことがあります。ボリュームとしてはA4用紙3枚分になりましたが、実際に書類は通過しています。

このように、決してA4用紙2枚分でないとダメという決まりはないので自信のキャリアに応じたボリュームで職務経歴書を作成するのがよいです。

なお、企業に刺さる職務経歴書を作成するためには、企業に精通している転職エージェントからアドバイスをもらうのが圧倒的にオススメです。

優秀なエージェントであれば、その企業が好まないNGワードなどの裏の情報を教えてくれることもあります。私がオススメしている転職エージェントはずばり「minne(ミンネ)」です。

みなさまの転職活動が上手くいくことを切に願っております!