【注意】転職エージェントで職務経歴書を使い回す3つのデメリット

・転職エージェント経由で企業に応募するとき職務経歴書は使いまわしていいの?

こんなお悩みに答えます。

結論から言うと、脳死状態で職務経歴書を使いますと転職活動は失敗します。

この記事では、転職活動で職務経歴書の使い回しが発生する理由と使いまわすデメリットについて解説します。

書類選考の通過率は内定の獲得率に直結します。書類選考の通過率を上げて効率よく転職活動を進めたい方はぜひご覧ください!

この記事を書いている人↓

Aki

外資メーカ勤務の31歳(男)|理系院卒|転職3回、投資歴6年、ボルダリング歴10年|
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職務経歴書の使い回しが発生する理由

新卒の就職活動では企業ごとにエントリーシートが用意されており、企業へ応募する時は都度新たにエントリーシートを作成する必要がありました。

一方転職活動においては、企業への応募に必要な職務経歴書・履歴書のフォーマットは自由としている会社が多いです。(一部では新卒採用と同様に独自のエントリーシートを設けている会社もあります)

また転職エージェント経由で応募する場合は、「応募する」ボタンをポチるだけで企業へ書類が送付され簡単に応募(エントリー)することが可能です。

応募数の目安や複数の企業へ応募する際の注意点については転職活動の応募数の目安と100社以上応募するときの注意点で解説しているのでそちらをご確認ください!

このため、転職活動では企業への応募に都度わざわざ書類を作成する必要はなく、一度作成した書類を使い回す方が労力が少なく一見効率的に見えます。

実際、転職活動をする人の大半は職務経歴書を使い回しています。しかしここには落とし穴があります。

職務経歴書を使いまわすデメリット

私はこれまで一度作成した職務経歴書を何度も使い回し、そして失敗してきました。

これまでの経験を振り返ると、使いまわす場合のデメリットとして下記があると考えます。

職務経歴書を使いまわすデメリット
  • 企業に刺さらない内容となってしまう
  • 志望度の「低さ」が伝わってしまう
  • 矛盾が生じてしまう

書類を使い回すと企業に刺さらない

私が転職活動を始めた当初、職務経歴書を使いまわす前提でとにかく自分の経験やスキルをアピールしようと、なんでもかんでも記載していました。

経験・スキルの何か一部が企業の求人に引っかかればよいと考えていたためです。しかし結果として書類選考の通過率が悪く頭を悩ませることになりました。

改めて内容を吟味してみると、何をアピールしたいのかが伝わらない内容になっていることに気づきました。

どの求人にも当てはまる内容=どの企業にも刺さらない内容という視点が完全に抜け落ちていました。

狙いを絞った職務経歴書の書き方については【A4紙2枚はダメ?】補足情報を入れた伝わる職務経歴書の書き方で紹介しているのでぜひご覧ください!

書類を使い回すと志望度の低さが伝わる

何にでも当てはまる内容というのは逆に言えば採用側に与えるインパクトが弱いとも言えます。企業はできれば求人にピンポイントでマッチする人材を獲得したいからです。

内容を使い回していると多くの場合、求人の内容と微妙なズレが生じます。完全に同じ内容の求人は2つと存在しないからです。

求人にマッチした内容でないと仕事内容に対する理解が浅いと採用側に受け取られ、志望度は高くないと判断されてしまいます。

求人にマッチする内容=仕事への理解が深い=志望度が高いということを採用側にアピールすることが大切です。

求人内容から一歩踏み込んだ企業研究の方法については【たった30分】転職活動でライバルと差別化する企業研究のやり方で紹介しているのでぜひご覧ください!

書類を使い回すと矛盾が生じる

これが最も致命的なデメリットで注意が必要です。これは一つの業界・職種でなく様々な業界・職種に応募する場合に起こりえます。

例えば、成長著しい再エネ業界を志望する理由が以下とします。

業界として今後の成長が見込め、業界の成長とともに自分も成長していけると感じる・・・

ではこの内容を使い回すとして、業界の成長というのを軸に自動車の完成車メーカーを応募するとしたらどうでしょう?

きっと完成車メーカーの採用担当はこう思うはずです・・・

自動車採用担当
自動車採用担当

今は100年に1度という変革期で会社が存続危機であることをこの人は知らないのか・・・業界研究が出来ていないな・・・

このように、他業界に応募する場合は矛盾が生じないよう注意が必要です。もし使いまわすなら同業界内だけにしておくのが無難です。

また、違う職種へ応募する場合も言うまでもないですが、応募する職種ごとにアピールする内容を変える必要があります。職種によって求められる経験やスキルが異なるからです。

そんなミスはしないよ!と思っていても、転職活動中に心のゆとりがなくなると、つい焦りから脳死で職務経歴書を使いまわしてしまうこともあるので注意してください。

まとめ

転職活動で誰しも一度は迷うであろう、職務経歴書を使いまわすか否か問題について解説してきました。

転職活動では時間が限られる中で活動することが多く、つい楽をして職務経歴書を使いまわしてしまいがちです。

個人の戦略にもよりますが、私の過去3度の転職活動経験から言うと、応募する時は量より質を重視して打率を上げた方がよいです。

いつから始めても遅くはないので、書類の通過率が悪いと悩んでいる方はぜひ職務経歴書の内容を再考してみてください。

履歴書・職務経歴書でおさえてほしい点については、【まとめ】20~30代向け転職の履歴書・職務経歴書のポイントで紹介しているのでぜひご覧ください!

なお、企業に刺さる職務経歴書を作成するためには、企業に精通している転職エージェントからアドバイスをもらうのが圧倒的にオススメです。

優秀なエージェントであれば、その企業が好まないNGワードなどの裏の情報を教えてくれることもあります。私がオススメしている転職エージェントはずばり「minne(ミンネ)」です。

みなさまの転職活動が上手くいくことを切に願っております!