【たった30分】転職活動でライバルと差別化する企業研究のやり方

・転職活動において企業研究ってどうやるの?

・企業分析はめんどうくさいからやりたくない・・・

こんなお悩みに答えます。

結論から言うと、企業研究の最も確実な方法はIR情報を確認することです。

この記事では、IR情報から業界のトレンドや会社の課題等の価値ある情報を確認する方法を解説します。

転職ではライバルとの差別化を図るため大切な企業研究ですが、この方法では30分もあれば一歩踏み込んだ企業研究が可能となります。

株式投資に興味のある人でネットの情報に惑わされず正確に企業分析する方法を知りたい方もぜひご覧ください!

この記事を書いている人↓

Aki

外資メーカ勤務の31歳(男)|理系院卒|転職3回、投資歴6年、ボルダリング歴10年|
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なぜ企業研究が大切なのか?

転職活動では企業から内定を得ることが1つのゴールです。内定を得るために最も重要とされるのが企業が出している求人とのマッチングです。

転職や就活はよくお見合いに例えられますが、企業が理想とする人材に候補者がマッチすれば内定を経て入社ということになります。

この企業とのマッチングを狙っていくために企業研究がとても大切になります。

求人票の内容だけでは差別化できない

就活の新卒採用と異なり、転職の中途採用では求人票が存在し、必須の経験・スキルに加えてこういう経験・スキルがあればなおよしという内容が明記されています。

しかしこの求人票は他のライバルたちも内容を確認して応募してくるため、これだけの情報では周囲と差別化できません。

そこでもう少し一歩踏み込んだ企業研究が必要となってきます。

IR情報から業界のトレンドや会社の課題を確認

IR(Investor Relations)情報とは、企業が株主や投資家に対して発信する財務状況に関しての情報です。証券取引所に上場している上場企業であれば、企業ホームページにIR情報のサイトが存在します。

IR情報サイトで公開されている有価証券報告書または決算短信では、「経営環境及び対処すべき課題等」などで事業状況を分析している項目があります。

業界のトレンドや会社の課題などは、大企業であればネットで記事が出回っているのである程度は情報を得られると思いますが、IR情報ではより正確な情報を得られます。

世間一般レベルの知識でこれまでの経験・スキルをアピールするより、業界のトレンドや会社の課題を知ったうえでアピールする方が説得力が増すと思いませんか?

競合他社との比較にも使える内容なので、ぜひ確認してみてください。

IR情報からネガティブな内容を確認

企業の採用ホームページを見ると、より多くの候補者を集めたいため基本的にはポジティブな内容しかかかれません。IR情報は投資家向けの情報で正確に投資判断をしてもらうためにネガティブな内容も書かれます。

私はこのネガティブな情報にこそ価値があると考えます。ポジティブな面だけを見て応募してくる候補者より、ネガティブな部分も知ったうえで応募してくる人の方が好感が持てませんか?

このネガティブな内容を確認するには、IR情報サイトで公開されている有価証券報告書または決算短信の「事業等のリスク」の項目を確認します。

非上場企業や子会社の場合は?

上でお伝えしてきたIR情報から企業研究する方法は、上場企業にのみ通用するやり方です。子会社やグループ企業の場合は株主が親会社となるため、親会社のIR情報を確認してみましょう。おそらくグループ企業や子会社の事業について触れている箇所が見つかるはずです。

一方で非上場企業の場合は、なかなかこうした一歩踏み込んだ情報を自力で入手するのは難しいです。すでに活用している人もそうでない人も、ぜひ転職エージェントを経由して色々と情報を集めることをオススメします。

まとめ

私が転職活動の時に行っていた企業のIR情報をもとに企業研究する方法について紹介しました。

こうした正確な情報を収集することも大切ですが、それ以上に得た情報からどんな人材を企業が欲しがっているか、そこに対して自分の経験・スキルのどの部分をアピールするのが効果的かを考えることが大切です。

仮にここで「外す」ことがあっても、IR情報まで確認しているという意欲や熱意は企業側に伝わるものなので、ぜひこの方法を試してみることをお勧めします。

みなさまの転職活動が上手くいくことを切に願っております!